コロロとは
コロロの由来は「小さな水滴も集まれば大河になる」「障害児教育を切り拓いてきた先人の踏み跡(小路)をたどりつつ、新たな道を切り拓く」という意味から「小さな露の路(みち)⇒小露路(コロロ)」と名付けられました。また、1999年に東京でコロログループ初の入所施設を立ち上げた際には、成人期以降の生涯学習の場という意味を込め「コロロ“学舎”」と名付けました。
コロロ学舎加古川もこの意思を受け継ぎ、「コロロ学舎」の名前を頂きました。
コロロの理念
1. 誰一人として排除しない
「困難の度合いの大きい人から優先的に受け入れます」その場にいるみんなで生きていくことがノーマライゼーションに繋がると考えています。
2. みんなは一人のために、一人はみんなのために
「人は集団の中で生きていくもの」一人のためにみんなが協力してよい集団を作り、集団が良く機能するよう一人ひとりが譲り合う精神を大切にしています。
3. 療育とは科学であり技術であり生活文化である
「科学的に裏付けされた理論と技術なくしてよい療育はない」療育することを生活に溶かし込んでいくことで、生活の質が高められると考えています。
4. 療育の主体は親である
「コロロメソッドは在宅支援プログラムである」親がMT(Mother Teacher)、FT(Father Teacher)として主体的に療育に携わることが地域で暮らすことに繋がると考えています。
コロロメソッド
コロロメソッドとは、自閉症・広汎性発達障害児・者のために石井聖が開発した療育プログラムです。
コロロメソッドの4つの柱
どのプログラムも「伝わる」ことを大切にしています。
1.集団行動プログラム:集団活動に参加します。
2.発語プログラム:文字を書くことによって発語を促します。
3.適応行動プログラム:こだわりや問題行動を軽減し、社会生活を円滑に送ることを目指します。
4.概念学習プログラム:言語力を高め概念力を育てます。対話や意思の疎通を目指します。
コロロメソッドの主な活動
生活の様々な場面で下記の活動が盛り込まれています。
1.集団歩行:歩くことで変わります。集団で歩くことで多動(絶えず動いている)や寡動(頑として動かない)など極端な行動リズムを整えることが出来ます。
2.概念学習:「わかった」を増やします。発語が無くても取り組むことができ、言語脳を活性化、コミュニケーション能力を高めます。
3.耐性トレーニング:「だいじょうぶ」が伝わります。こだわりや感覚異常を少しずつ減らしていきます。
4.ダイナミックリズム:みんなと動くことで参加する楽しみを感じます。集団と音楽の力で無理なく楽しく集団行動に参加することが出来ます。
5.行動トレーニング:スムーズな体の使い方を覚えます。一定時間動く、止まるなど体を使って身体感覚を獲得し、コントロール力を向上させます。
関連リンク
株式会社コロロ発達療育センター
コロロ発達療育センター 書籍・教材オンラインショップ
社会福祉法人コロロ学舎
ころろ子ども探検隊